碧井 ゆきの物語

こんにちは。碧井ゆきと申します。ここにはわたしが書いた小説をのせています。

2016-09-06から1日間の記事一覧

これから f

「ほんとにいいのかよ、それで」 「もう決めちゃったよ」 「なんだかもう、言いたいことは山ほどあるけどな」 紋二はモヒートのグラスを両手で囲むように持つ。 長袖Tシャツの袖口から出ている手の甲は毛深い。 紋二が離婚すると聞いたときは驚いたが、理由…