碧井 ゆき の物語

こんにちは。碧井ゆきと申します。ここにはわたしが書いた小説をのせています。twitter.com/snowycrow2blue https://note.mu/snowycrow2blue

彩夏夜160512-02

入れたコメントと同じ言葉を使われたのにも驚き、お礼の手紙を送ったのだった。

手紙がおそらく届いた後くらいから、武端のSNSには予定が載ることが増えた気がした。

櫂子が入れたコメントと同じ言葉や似た表現が武端のSNSの中に増えていく。

その後に海外での撮影旅行に出た武端の一文に、「明日成田に着きます」とあったのを見た櫂子は、矢も盾もたまらず成田空港へ向かったのだった。

恥も外聞もなかった。

一写真家である。名はある程度通っていても、取り巻きは多くない。

櫂子は武端の写真集を持って歩み寄った。