碧井 ゆき の物語

こんにちは。碧井ゆきと申します。ここにはわたしが書いた小説をのせています。twitter.com/snowycrow2blue https://note.mu/snowycrow2blue

彩夏夜160602-02

芹沢が来ると安心だ。

刻生と紙谷橋と征満で千奈美としては事は済むのだが、芹沢はいたわってくれる。

芹沢が来るときは最後か、紙谷橋が来ないときは二番目が多い。

話すことがあまり得意でなく気の利いた返しをしないが、細かい所作の先までいつも千奈美に向いていると思う。

芹沢のはからいは刻生からの依頼を越えたものがある。

たぶん千奈美に気があるのだと思う。

芹沢とのときは動かないことがほとんどだ。

甘えていると思うが後のほうになると疲れてくるし、千奈美が乗っていようとだらけていようと、芹沢は手を抜かず嫌がることはすぐにやめる。

とても大切にされているけれど、芹沢には恋心のようなものは少しも起きない。

芹沢にとっては悪い女だとは思うが、この立ち位置が心地よい。