碧井 ゆき の物語

こんにちは。碧井ゆきと申します。ここにはわたしが書いた小説をのせています。twitter.com/snowycrow2blue https://note.mu/snowycrow2blue

彩夏夜160689

美知からは毎年年賀状が届く。

湊也くんは16歳になった。

美知は出産後も武端と離婚してからも、勤め先を変わることはなかった。

武端からは数年に一度、実家あてに海外みやげが届く。

山場との住まいは和志が生まれる頃に引っ越す可能性が出て来ていたので知らせておいた。

引っ越すたびに連絡するほど親しい間柄ではいられない時期もある。

互いの動向は検索すればすぐわかる。

武端が好きだったコーヒーショップのコーヒーを上げれば、本人の反応がなくても友人たちからリアクションがある。

櫂子のことが何でもないのなら周りからの反応もないだろう。

匿名で一度きりの会話をすることもあった。