碧井 ゆきの物語

こんにちは。碧井ゆきと申します。ここにはわたしが書いた小説をのせています。

2016-09-05から1日間の記事一覧

これから e

「気持ち、変わらないの」 「うん」 電話口の向こうで、瑠璃は気弱な声を出す。 「清星(きよぼし)さんの所に行きたいんじゃなくて」 「わからない。それでもいいと思ってるわ」 「ひとまかせじゃない?」 「決めることのほうがストレスなのよ」 トシ子は旅先…