碧井 ゆきの物語

こんにちは。碧井ゆきと申します。ここにはわたしが書いた小説をのせています。

2016-10-12から1日間の記事一覧

出ないための鍵 2

家に帰り、机の上に鍵を置いて考える。 このまま持っていても仕方がない。 それに、鍵だから捨てるのも気が引ける。 私も困るんです、という言葉が気に掛かる。 やはり何とかして会うしかないようだ。 住宅街には合わなかったが、ぺたんこのサンダルに手ぶら…