碧井 ゆきの物語

こんにちは。碧井ゆきと申します。ここにはわたしが書いた小説をのせています。

ロンサムカフェ -6-

れいみはあらかじめ決めておいた、この店のおすすめメニューの生ハムとハーブのクレープサンドを頼む。

帆波はメニューブックのページを最初から最後まで何度か繰り、うーん、と言った後に、サーモンとアボガドの農園野菜のクレープサンドを頼む。

契約農園で栽培されたラディッシュとミニキャロットが使われているようだ。

注文したクレープサンドが来るまで間が空く。

先にれいみのベリーアイスティーと帆波のマンゴーアイスティーが持って来られる。

ロンサムカフェのアイスティーはほとんどがグラスの底に果汁100パーセントのジュースが注がれ、ジュースと同じくだものの果肉が底に沈められている。